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勝手に奈良検定

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第147回 勝手に奈良検定

問題1

相撲の発祥地といわれる相撲神社。どこにあるでしょうか?

1.葛城市
2.宇陀市
3.桜井市
4.御所市

第147回 勝手に奈良検定

正解

正解は、3の「桜井市」。

「相撲神社」は桜井市穴師にある穴師坐兵主神社の摂社です。社殿はなく、境内の中央には土俵跡があり、土俵の盛り土の四隅には4本柱の代わりに4本の桧が植えられています。『日本書紀』には垂仁天皇の時代、野見宿禰(のみのすくね)と當麻蹴速(たいまのけはや)がこの地の「カタヤケシ」ではじめて天覧相撲を取ったとされており、相撲発祥の地として伝わっています。力自慢の當麻蹴速は日頃から「この世で自分と互角に力比べができる者はいない。もし自分よりも強い者がいれば勝負をしてみたいものだ」と豪語していました。それを聞いた天皇が「當麻蹴速と互角に戦える者はいないか」と家臣に尋ね、出雲の野見宿禰に声がかかりました。野見宿禰も力に優れた人物だったのです。

長い戦いの末、相撲対決に勝利したのは野見宿禰でした。垂仁天皇から當麻蹴速の領土を賜り、治めたと伝わります。カタヤケシは相撲発祥の地として、昭和37年(1962)には日本相撲協会の理事長や幕内力士が訪れ、大鵬と柏戸の両横綱による相撲奉納が行われました。その日は約10万人が相撲神社を訪れたというのだから驚きですね。現在はとてもひっそりとした場所ですが、三輪山を背に桜井市の古墳を一望できる纒向日代宮(まきむくひしろのみや)や、纒向珠城宮(まきむくたまきのみや)からも近いので、古墳巡りのコースに入れるのもおすすめです。

問題2

奈良大文字送り火で高円山に燃え上がる「大」の文字が意味するのは?

1.宇宙
2.現世
3.天界
4.地球

正解

正解は、1の「宇宙」。

奈良市飛火野の高円山で毎年8月15日に行われる「奈良大文字送り火」。昭和35年(1960)からはじめられた戦没者慰霊と世界平和を祈る祭典です。高円山に燃え上がる「大」の文字は宇宙を表すといわれ、「大」をかたちづくる火床の数は人の体にひそむ煩悩の数(108つ)と同じで、煩悩の焼却と諸霊に供養する清浄心を表すといわれています。18時50分から行われる慰霊祭は、奈良県出身の29243柱の英霊を供養するために神式と仏式の両方が続けて行われる、全国的にも大変珍しいものです。なお、「大」の文字の大きさは第一画目が109m、第二画目が164m、第三画目が128mで最大級の大きさを誇ります。点火は20時頃からで、市内各所から見ることができます。会場の飛火野や平城宮跡なども眺めがよくおすすめです。

大文字送り火を見に飛火野へ行くなら、同じ日に行われる春日大社の「中元万燈籠」を訪ねたいものです。春日大社には約800年前から現在に至るまで、貴族や武士、庶民から奉納された燈籠が約3000基(石燈籠約2000基、釣燈籠約1000基)あります。神仏分離や神社制度の変革が行われた明治時代になるまでは、納められる油料が続く限り毎夜点灯されていました。明治に一度は中断した万燈籠ですが、同21年(1888)に節分の夜、昭和4年(1929)に中元の夜の万燈籠が再興され、現在は2月の節分と、8月14日と15日の両日、参道の石燈籠から境内の釣燈籠まで全燈籠に点灯されます。

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