ホーム > 歴史・文化 > 勝手に奈良検定 > 第29回 勝手に奈良検定

勝手に奈良検定

オンライン書籍

第29回 勝手に奈良検定

問題1

八角円堂で有名なこのお寺、京都の神護寺、宇治の平等院の鐘とともに、「平安三絶の鐘」の1つといわれる梵鐘でも有名です。何という名前のお寺でしょうか。

第29回 勝手に奈良検定

正解

正解は栄山寺。

五條市、音無川の畔にあり、古くは前山寺(さきやまでら)とも呼ばれていました。719(養老3)年、藤原鎌足の孫、藤原武智麻呂によって創建され、以後、藤原南家の菩提寺として広大な寺領をもってきました。境内奥に、法隆寺の「夢殿」と並ぶ天平建築の国宝「八角円堂」が建っています。藤原仲麻呂が亡父武智麻呂のために造営したと伝えられています。天平時代の豊麗な様式で、内陣の柱絵、格天井の菩薩様像、飛天、伎楽天、宝相華など、装飾画の残片が残されています。

数少ない国宝中の国宝「梵鐘」。梵鐘の高さは157.4cm、口径89cm。四面に菅原道真撰で、小野道風の書と伝えられる陽鋳の銘文があり、三面に「延喜十七(917)年十一月三日鋳造、山城国深草道澄寺の鐘」の銘文があります。梵鐘の龍頭の造りが精巧で、その均衡のとれた鐘身の美しさと相まって、平安時代の金工品中、特に秀でたものと認められています。京都の「神護寺」、宇治の「平等院」の鐘と共に「平安三絶の鐘」として知られています。

問題2

清少納言が「枕草子」第17段で、「みささぎは うぐひすのみささぎ 云々」と書いています。これにちなんだ古墳は、何という山にある、何という名前の古墳でしょうか。

正解

正解は若草山の鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)。

若草山は一重、二重、三重と山が連なっていますが、三重目の頂上が若草山山頂。清少納言が「枕草子」第17段で「みささぎは うぐひすの みささぎ。かしはぎのみささぎ。あめのみささぎ」と書いている「うぐひすのみささぎ」はここにあります。全長103m、前方部の幅50m、後円部の直径61mの前方後円墳。標高300m以上の山頂にある古墳としてはわが国でも最大級、通説では仁徳天皇の皇后磐之姫命の墓といわれています。

二段築造の墳丘には葺石や埴輪があり、前方部の西南隅では石製の斧や内行花文鏡などが出土しています。周辺には陪塚と考えられる円墳、方墳などが3基確認されています。これらは春日古墳群と呼ばれ、芝生の中に点在する小さな古墳群です。鶯塚古墳の築造は4世紀末と推定されていて、丘陵山頂に築造された典型的な前期古墳です。東大寺の僧康訓が享保18年に建てた碑が後円上部にあります。

問題3

標高584mの山頂に築かれているこのお城は、別名「芙蓉城」と呼ばれていました。日本三大山城の一つに数えられるこのお城は、何という名前のお城でしょうか。

正解

正解は高取城。

高市郡の高取町街から4kmほど南東の高取山山上に築かれ、近世の山城としては異例の高さと規模を持っていました。関ヶ原の戦いにおいても、西軍の大軍を相手に持ちこたえた難攻不落の山城です。織田信長により大和国内の城は郡山城一城と定められ、一旦は廃城となりましたが、筒井順慶が城塞を改め、豊臣秀長が家臣の本多利久に入城させて拡充と整備に努めました。

「巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城」と詠われたように、城下町から望む城姿は白亜の見事さであったといわれています。備中松山城(岡山県)、岩村城(岐阜県)とともに、日本三大山城の一つに数えられています。人里離れた山頂にあることが幸いとなってほぼ完全に遺構が残っており、貴重な城郭資料として国の史跡に指定されています。

問題一覧

このページの先頭へ

Copyright © NANTO BANK,LTD All Rights Reserved.