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勝手に奈良検定

第123回 勝手に奈良検定

問題1

この景色が望めるのは、次のどこでしょう。

1.龍王山
2.葛城山
3.生駒山
4.若草山

第123回 勝手に奈良検定

正解

正解は、4の若草山。

奈良盆地の東西に連なる山々。そこから眺める風景は似ているようで大きく異なります。写真右下の方にある大きな建物、これが答えを見つけるためのランドマーク、東大寺大仏殿です。左手には中門、南大門も見えます。すなわちこの風景は奈良市の若草山からの眺めということになります。写真の右下角の謎の物体も、実は大きなヒント!これは若草山に生息する鹿の背中。初夏の鹿はオスもメスも茶色に白い斑点が散るきれいな鹿の子模様となります。いつもこんな風景を眺めている鹿がうらやましいですね!

天理市の東端にそびえる龍王山からは巨大古墳が数基見渡せます。また葛城山からは大和三山がきれいに見渡せます。生駒山からは西に大阪の大都会、東にはなだらかな矢田丘陵と奈良盆地が一望できます。

問題2

屋根の上に飛鳥時代の瓦がのっているお寺といえば、次のどれでしょう。

1.薬師寺
2.元興寺
3.唐招提寺
4.飛鳥寺

正解

正解は、2の元興寺。

南都七大寺の1つ、元興寺は、飛鳥の法興寺(現飛鳥寺)を前身とする日本最古の寺院の1つでもあります。平城遷都とともに奈良に移り元興寺と改めました。火災などで衰退が進みますが、創建当初の瓦がずっと守り伝えられ、お寺を風雨から守ってきました。赤茶けあるいはやや黒ずんだ色の瓦は、現在は元興寺極楽堂の北側と西側、同禅室の南側東寄りに葺かれています。元興寺極楽堂を訪れたときには、ぜひ屋根を見上げてみましょう。

薬師寺ははじめ天武天皇の発願により天武9年(680年)に藤原宮西南に建立がはじまり、平城遷都とともに西の京に移りました。元の寺は「本薬師寺」と呼ばれ礎石が残っています。唐招提寺は鑑真和上が住まいした寺。こちらには金堂の屋根を飾った天平時代の「鴟尾(しび)」が遺されています。

問題3

奈良市の伝香寺に祀られる地蔵菩薩立像。お寺では毎年7月、このお地蔵様にあることをします。さて、それはどんなことでしょう。

1.水をかける
2.体を磨く
3.衣替えをする
4.煤を払う

正解

正解は、3の衣替えをする。

奈良市の伝香寺は、戦国時代の大名、筒井順慶の菩提所として建立されたお寺です。本尊には釈迦如来坐像が祀られますが、庶民には通称「はだか地蔵さん」として、木造地蔵菩薩立像(重文)も親しまれています。安貞2年(1228)、春日四所明神の本地仏として発願されたもので、裸形のためお坊さんと同じように僧衣をまとっています。毎年7月23日の地蔵会は地蔵菩薩衣更法要とも呼ばれ、僧侶の手によって衣替えが行われます。

読経のなか、まず錫杖や光背が外され、袈裟を外し衣を脱がせると、最後は何とお地蔵さまがふんどし姿に!参拝者には見えないようにそれも素早く付け直され、今度は順に新しい着物を着せていきます。昨年の衣は細かく裁断されお守りに。梅雨明けと本格的な夏の訪れを告げる行事です。

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