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勝手に奈良検定

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第8回 勝手に奈良検定

問題1

毎年春と秋のこの行事で知られる、桜と紅葉の名所はどこでしょう?

第8回 勝手に奈良検定

正解

正解は談山(たんざん)神社。

写真の「蹴鞠(けまり)」は、毎年4月29日の緑の日と、11月3日の文化の日に行われる。蹴鞠は1400年ほど前に中国から伝わったとされ、飛鳥の法興寺(現在の飛鳥寺)で中大兄皇子(なかのおおえのおおじ)と藤原鎌足(かまたり)が蹴ったのが日本では初めてといわれている。使われる鞠(まり)は鹿の皮でつくられたもの。重さ約150gの鞠を、手を使わず地面に落とさないように6人または8人で蹴る。勝敗がないみやびな遊びである。

談山神社は桜井市にあり、祭神は藤原鎌足。大化の改新の相談を本殿裏の「かたらい山」で行ったという故事が、「談山神社」の名の由来である。木造の十三重塔は、世界でここにしかない。また最古の神への供え物である神饌(しんせん)の美しさが特筆される嘉吉祭(かきつさい)や、桜・紅葉の名所としても名高い。

問題2

日本サッカー界と深いかかわりのある、宇陀市にある神社といったらどこでしょう?

正解

正解は、八咫烏(やたがらす)神社。

八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークにデザインされている三本足の烏だ。祭神は建角身命(たけつのみのみこと)で、神武天皇の東征のとき、熊野の山中で道に迷った天皇を助けるため、この八咫烏になって案内したという伝承がある。八咫烏神社の歴史は古く、すでに奈良時代以前には祭祀されていたという。

ところでこの三本足の烏の伝承は、中国に起源をたどることができる。中国では、烏は太陽の中に住む聖鳥だったが、しかし足の数が陰数である「二」だと具合がよくないため、陽数である「三」に変えて描かれたと考えられている。ちなみに日本サッカー協会は、八咫烏を昭和6年から協会のシンボルとして採用している。現在境内には、ヘディングをするかわいらしい八咫烏のモニュメントがたっている。

問題3

『新古今和歌集』や『山家集(さんかしゅう)』で知られ、吉野に暮らしたこともある歌人とは、いったい誰のことでしょう?

正解

正解は西行法師(さいぎょうほうし)。

西行(1118~1190)は、院政期~鎌倉時代初めの歌人で、もとは佐藤義清(のりきよ)といい、保延元(1137)年には北面の武士として鳥羽院につかえていたが、翌年23歳のときに出家、諸国を旅しながら、数々の和歌を残した。

吉野山にある西行庵は、西行がこの地をこよなく愛し、3年ほど住んだところと伝えられる。吉野の桜を詠んだ歌も多く、またその西行を慕って、江戸時代の俳人、松尾芭蕉もこの地をたずねている。秋は紅葉、春は桜に包まれる静かな庵である。では『山家集』にある西行の句を。「吉野山やがて出でじと思ふ身を桜散りなばと人や待つらむ」

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