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ならの注目の人

「今井町の空き町家利活用により、町に賑わいを!」上田琢也さん

上田氏

上田琢也さんは、社会福祉法人に勤めながら、地元のNPO法人今井まちなみ再生ネットワークの理事長も務め、ご自身が育ったこの地域コミュニティを次の世代に残していくため、空き町家の利活用に主体的に取り組み、今井町に賑わいを取り戻そうと活動されています。

<プロフィール>
1965年大阪市生まれ。3歳の頃、父親の家のある今井町に移住。現在、奈良県社会福祉事業団の福祉施設職員の傍ら、NPO活動や今井町のまちづくりに深く携わっています。高校生の時にホームステイされたドイツがお好きで、特にローテンブルクがお好き。

取組内容

地域のまちづくり活動

地域活動

地域活動

平成5年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された今井町は、当時空き家が目立ち地域コミュニティの衰退も懸念されていました。
そこで、空き町家の利活用を通じて、今井町活性化と地域コミュニティ再生に取り組もうとNPO法人を設立されました。

空き町家バンク事業として、空き町家・改修町家の見学会を既に44回開催され、「今井町に住みたい、出店したい」という希望者も増えるなど、町の活性化に大きく貢献されています。

景観への取組み

景観への取組み

景観への取組み

今井町の東の玄関口では、樹齢四百数十年の「蘇武橋のエノキ」が迎えてくれます。

上田さんが幼い頃から身近に感じてきたこのエノキは、平成21年に「景観重要樹木」に指定されました。そこで、地域に守られ、また地域を長い間見守ってきたこのエノキを保全していくため、NPOが橿原市から維持管理事業等の委託を受け、樹木医の方とともに各事業を実施しています。

また、観察会や地元小学校への出前授業等の啓発事業も実施されています。

大和の町並を世界に発信

講演

講演

奈良県には、今井町、五條市五條新町、宇陀市松山が伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、県内には他にも世界に誇れる伝統的な町並が残っています。しかし、今井町と同様、空き家の増加等の問題がありました。

そこで、上田さんたちが中心となり、各地域の結び付きを強め発信力を高めるため、「大和・町家バンクネットワーク協議会」を結成し、経験や情報等を共有し切磋琢磨しながら地域のまちづくり活動に取り組まれています。

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