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秘境・天川村でナツイチの旅!〈前編 夏の天川ブルーをさがして!〉

更新日:2022年8月8日

さぁ、夏本番です!今年の夏旅はお決まりですか?
胸が熱くなるスペクタクル体験がしたい!
写真映えする秘境スポットは外せない!
ご当地ならではのグルメを食べたい!

実はそのゼ~ンブが叶っちゃうスポットが奈良県にあるんです。その場所とは、南部エリアに位置する奈良県屈指の秘境・天川村です。村の4分の1が吉野熊野国立公園という雄大な自然に囲まれたこの村には、幻想的な鍾乳洞や美肌効果がバツグンの温泉に、さらに、地元ならではの絶品グルメもあり、もう、女子のココロもカラダも虜にしちゃうスポットが勢ぞろい。中でも、村を流れる山上川(さんじょうがわ)と天ノ川(てんのかわ)は、青く美しく、透明度が高いことから、「天川ブルー」と呼ばれ、多くの観光客をひきつけてやみません。

この夏は、奈良の秘境を訪ねて、心の底から思いっきり深呼吸!いわゆる“定番”からちょっぴりずらした、この夏イチバンの“はずし旅”を天川村で作りましょ♪

目次

おいしくて、なつかしい!洞川温泉でいただく「柿の葉寿司」

感動の天川ブルーを発見!神秘的な「みたらい渓谷」

行燈ゆらり、街中ぶらり。洞川温泉で夏の夜カフェ♪

おいしくて、なつかしい!洞川温泉でいただく「柿の葉寿司」

天の国・木の国・川の国…なんてステキな言葉のしらべ。天川村を称える言葉は、まるで楽園のよう…目指すは奈良のサウスヘブンです!すてきな夏旅になりますように…。

ぐんぐんと町中を突き抜け、くねくねと山道を登り、気づけば、静かで深い山間にいます。天川村へと続く国道309号は一本道。標識があちこちにみられるので「…迷ってないかな?」なんて心配も不要です。入村の目印は長~い2つのトンネル。くぐり抜けると、スカッと夏空!天川村に到着です。

まずは洞川温泉を目指しましょう。吊り提灯に、連なる町屋。昼の温泉街も情緒たっぷりです。昼間から、もう温泉へ?いえいえ、まずは長時間ドライブの身体を休めに、ランチをいただきます。奈良にしかないグルメといえば・・・そう、柿の葉寿司!塩で締めたサバやサケを酢飯と一緒に柿の葉で包んだ押し寿司のことで、奈良を代表する郷土料理です。暑さで食欲がわかなくても、さっぱり&爽やかなお寿司でエネルギーチャージできるのは嬉しいですね♪

賑やかな洞川温泉街から、町を流れる山上川を北側に渡ると、小さな集落が見えてきます。今回ランチをいただく「柿の葉すし かじか」さんは、その一角にあります。「サバが分厚い」「シャリの旨さが別格」と口コミで広がって、遠方からのお客様が続々と訪れる、知る人ぞ知る名店なのです。ちなみに、初夏は柿の葉の代わりに「朴の葉」を使って、香ばしい夏にぴったりのお寿司をいただけます(かじかさんの朴の葉寿司は6月いっぱいまで)。

お店の中から出迎えてくださったのは明るく、朗らかな女将の藤井さん。「暑かったでしょ?ゆっくりくつろいでね」と通されたお店の窓から見える景色が…絶景~!!

落ち着く店内は、田舎に帰ったようでなつかしいキブン。「さぁ、どうぞ」と出してくださったのは「朴の葉寿司」です。葉を広げると、爽やかな香りに包まれて、脂の乗ったサバと、ツヤツヤと輝く真っ白な酢飯…パクリッと口にいれると・・・え!?すごくおいしい~!!サバ独特の臭みがなくて、旨味だけがギュギュッと詰まった感じ。酢飯がこれまた美味で、お酢が優しく、ふんわりと甘く、爽やかな風味が喉の奥まで広がっていきます。この酢飯は、天川村の名水「ごろごろ水」で炊いているんですって!もう一個、もう一個…止まらない!何個でもパクパク食べられます。

藤井さんは「サバは日本各地から取り寄せて、酢飯もたくさんの方から意見をもらって…試作を重ねて今の味ができたのよ。お口に合ってよかった!」と朗らかな笑顔。風にゆらめく木々やブルーに輝く川面を眺め、絶品のお寿司と楽しい会話。遠方からわざわざ足を運ぶ方がいらっしゃるのもうなずけます。

感動の天川ブルーを発見!神秘的な「みたらい渓谷」

さて、次に向かうのは天川村の秘境「みたらい渓谷」です。

みたらい渓谷は漢字で「御手洗」と書きます。南北朝時代に後醍醐天皇の息子・護良親王(もりよししんのう)が戦の勝利祈願のために手を清めたことから、この名前が付けられたと伝えられています。
みたらい渓谷には遊歩道が整備され、洞川温泉まで続くハイキングコースもあるのですが、今回は「みたらい休憩所」に車を停めて、プチ散策に向かいましょ♪

階段を上ると、深緑に囲まれた大きな橋「哀伝橋(あいでんばし)」が見えてきます。アスファルトで舗装されていて歩きやすそう!と思ったら・・・ゆらゆら~!吊橋だったんですね!さらに進んでいくと、ドドド~ッと水音が聞こえてきます。もしや…。

大迫力の滝が登場!これが「みたらいの滝」です。橋の上から眺めるとそのスケールは圧巻!滝から放たれる極上のマイナスイオンを浴びながら、しばし休憩です。さて、次の目的地「光滝(ひかりのたき)」を目指して登りましょう。

山道は整備されて登りやすく、木陰も涼しいのですが、急な山道が続くので無理は禁物。水分を採り、休憩しながら登りましょう。

しばらく登ると…眼下にきれいな滝が見えてきました~!落差15mの直瀑「光滝」です。特徴的な巨岩の隙間をするりと抜けるように落ちる光滝は、夏の日差しが反射してキラキラと輝いています。この光滝で折り返す方も多いのですが、今回は、もう少し上まで登ってみることにしましょう。なんとそこには…

透き通った水に、青空のリフレクション…これこそ、今回の旅で探していた「天川ブルー」です!

関西随一の渓谷美を誇り、天の国と称されてきた天川村の神髄は、みたらい渓谷にこそあるのかもしれない…そう思わせてくれるほど、息をのむ美しい景観が広がっています。写真スポットとしても名高いのですが、まずは心の底から深呼吸!五感全部で大自然を感じた後は、この美しさをパシャリとカメラに収めてのんびりと下山しましょう。

行燈ゆらり、街中ぶらり。洞川温泉で夏の夜カフェ♪

さて、すっかり日も暮れたところで、今夜のお宿がある洞川温泉街へ!

ちょっと街中を散策しましょう。ここ洞川温泉は標高約820mの高地にある山里です。冷涼な気候で過ごしやすく、特に夏は涼しく、“関西の軽井沢”なんて呼び名もあるほど。大峯山の登山口にあるため、修行者や参詣者の宿場町として栄えてきた歴史があり、ノスタルジックな街並みが往年の賑わいを彷彿とさせます。

ぶらぶら歩いていると…あれ!ステキなカフェを発見!ここは、「シェアオフィス西友(にしとも)」です。実はこのお店、天川村役場が運営し、地域おこし協力隊の隊員さんが働いているカフェなんです!

推しメニューは、「洞川夏いちごミルク」(600円)です♪洞川温泉の夏の名物「洞川夏いちご」のソースと甘いミルクをシェイクしたこのドリンクは、濃厚ないちごの味が口の中いっぱいに広がってとろけるほど美味しい!トッピングされているピンクのプチプチは、いちごのフリーズドライなんですよ。夜の温泉街でシェイクって、もう最高の組み合わせですよね!

さぁ、そろそろお宿へ帰ってゆっくり休みましょう。明日もい~っぱい満喫しなくちゃ!

〈おすすめコース〉

おすすめコース

Start 

京奈和自動車道「御所南IC」より、国道309号を経由し、約40km。

ご家族や友人たちとくつろげるテラス席。眺めも良くて最高のロケーションです。ワンちゃん連れの方も多いのだそう!

「柿の葉すし かじか」へ到着。女将・藤井さんがこしらえる柿の葉寿司は、実父が長年営んできた寿司屋の味に近づけるべく、試行錯誤を重ねた一品。風味豊かなサバと新潟産コシヒカリを名水「ごろごろ水」で炊き上げた酢飯が絶妙です。テラス席ではペットが同伴できるので一緒に過ごせるのも嬉しい!

テイクアウトもできるのでお土産にもぴったり!お店は不定休なので来店の際はあらかじめお電話を入れておくと安心ですよ!

10個入りセットで1200円

あちこちに看板が取り付けてあるので迷う心配もありません。

→スポットの詳細DATAはコチラ

車 約20分

駐車台数には限りがあるのでご注意ください!

渓谷美を堪能できる「みたらい渓谷」へ。車は、「みたらい休憩所」の駐車場に停めましょう(500円)。

休憩所にはお手洗いも完備!

→スポットの詳細DATAはコチラ

関西有数の渓谷美を誇る「みたらい渓谷」

休憩所から階段を降りると美しい天ノ川が!

〈おすすめ散策コース〉
洞川温泉へと通じるハイキングコースもありますが、今回は時間を優先して渓谷のメインスポットを巡るコースをご紹介します。

「哀伝橋(あいでんばし)」

「みたらいの滝」

「光滝」

下山。約1時間ほどの道のりです。

  車 約20分

提灯が似合う夜の温泉街は写真スポット!

丸いライトが超キュートな「シェアオフィス西友」の店内

昭和の古き、懐かしい街並みが魅力の洞川温泉街。旅館・民宿が約20軒、土産物店、陀羅尼助丸を製造・販売する店舗が約10軒が立ち並んでいます。

軒を連ねた古い店舗のひとつを改修し、カフェやシェアオフィスとして活用されているのが「シェアオフィス西友」です。夜まで開いているカフェはこの街では珍しく、週末には多くの観光客でにぎわうのだそう♪地元の方々や観光客が触れ合える場所にもなっています 。

→詳細DATAはコチラ

洞川温泉街に住む方々は、みな明るく朗らか!道に迷ったら気軽に店舗の方に聞くのがGood!とっても優しく教えてくださいます!

Goal

<柿の葉すしかじか DATA>

TEL

080-9308-0909

住所

吉野郡天川村洞川356-2

アクセス 京奈和自動車道「御所南IC」より国道309号で約1時間

営業に

ついて

7・8月は、電話注文及び店舗販売を実施

1~6月・9~12月は、電話注文のみ(店舗にお越しの際は要電話連絡)

定休日 不定休

<みたらい休憩所 DATA>

TEL 0747-63-0999 (天川村総合案内所)
住所 吉野郡天川村北角
アクセス 京奈和自動車道「御所南 IC」より国道 309 号で約 1 時間
定休日 不定休

<シェアオフィス西友 DATA>

TEL 0747-68-9051
住所 吉野郡天川村洞川 243-2
アクセス 京奈和自動車道御所南 IC より約 55 分
営業時間 10:00~17:00 (月・火)、17:00~22:00(金・土)、12:00~17:00(日)
定休日 水・木曜日

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