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のんびり歩こう♪ 春の生駒山 寳山寺(ほうざんじ)参詣道プチハイク

更新日:2023年4月11日

奈良と大阪にまたがる生駒山(標高642m)。その中腹に、ちょっぴり摩訶不思議なお寺「寳山寺」が佇みます。春うららかな今回の女子旅は、近鉄生駒駅から寳山寺へと続く、参詣道(さんけいみち)のプチハイクをご案内。ゴールの寳山寺前に開けた門前町は、かつての花街・生駒新地。ノスタルジックな雰囲気の建物が並び、個性豊かなカフェや雑貨店が点在します。“レトロ”な景色を探して、のんびりと町並み散策もおすすめですよ。

目次

ノスタルジックな雰囲気と抜群の眺望にココロ踊る♪ 寳山寺参詣道プチハイク

絶品の十割蕎麦と、蕎麦スイーツに舌鼓。「蕎麦食処 六根亭(ろっこんてい)」

ノスタルジックな雰囲気と抜群の眺望にココロ踊る♪
寳山寺参詣道プチハイク

参詣道の始まりは、近鉄生駒駅から。
大正6年から昭和57年まで、生駒駅前には寳山寺の大鳥居(一の鳥居)が建ち、電車でやってくるたくさんの参詣者を出迎えていました。今も駅南側のロータリーには、ここに大鳥居があったことを示す石碑が残されています。

参詣道は、片道1.5kmの登り坂。飲食店が並ぶ通りを過ぎ、住宅街の中を通るアスファルトの坂道を6~7分ほど登っていくと、右側に参詣道の石段が見えてきます。

ここから寳山寺門前の大鳥居(現在)までは790段の石段が続きます。途中でバテないよう、自分のペースを守って、のんびり歩きましょう。
石段を登るたび、市街地の喧噪は遠くに…。

ふと石段を見ると、段の中央部分と端っこの部分の石が、まったく違うことに気が付きます。
デコボコと黒ずんだ端っこの石は、大正時代のものなんだとか。

参詣道の開通は大正5年ごろ。当初は地道だったものを、大正年間から寳山寺の参詣者や商店主たちが徐々に石段を寄進していきました。大正7年、参詣道とほぼ並行して、日本初の営業ケーブルカーである生駒鋼索線(現・駒ケーブルカー)が開業するまでは、年間数百万人もの参詣者が、この道を往来していたんですって。すごい!
たくさんの人々の願いが込められているのだと思うと、石段を踏みしめる足に、思わず力が入ります。

そのまま石段を15分ほど登ると、目の前に石造りの鳥居が見えてきます。

鳥居の下に立ち、振り返ると、眼下には生駒の町並み。そして遠くには若草山! 絵に描いたような景色に、思わず歓声が上がります。頬に当たる春の日差しも、気持ち良すぎる…。

ここまで石段の約1/3を登ってきました。
寳山寺までは残り550段ほど。気を引き締め直して、歩きだしましょう。

二の鳥居から石段を10分ほど登ると、寳山寺の門前町にたどり着きます。かつての花街、生駒新地と呼ばれるエリアです。
大正10年に誕生した生駒新地は、いわゆる寳山寺参拝後の“精進落とし”として利用された、奈良県随一の歓楽街でした。大正~昭和初期にかけて発展し、在席した芸妓の数は100とも200ともいわれます。参詣道沿いには飲食店や土産物店、旅館や家屋がたくさん軒を連ね、三味線や太鼓の音が日夜鳴りやむことはなかったそうです。

その賑わいぶりから「大阪の奥座敷」とも呼ばれ、大阪船場や京都の旦那衆、奈良は吉野の材木商といった資産家たちも、「寳山寺参拝」にかこつけて生駒新地に足しげく通ったと伝わります。

今もこのエリアには、当時の旅館など、ノスタルジックな建物があちこちに残ります。

生駒新地エリアを歩いていると、時がどんどんと巻き戻っていくかのような、不思議な感覚にとらわれます。
さて、頑張って石段を登ったら、お腹がぺこぺこ。
ランチは生駒新地エリアで、おいしいお蕎麦をいただきましょう。

絶品の十割蕎麦と、蕎麦スイーツに舌鼓。「蕎麦食処 六根亭」

参詣道沿いの「門前おかげ楼」という複合施設内に店を構える「六根亭」。店内は和風旅館のような趣があり、居心地は抜群です。それもそのはず、この建物は、元は「たき萬(まん)」と呼ばれた、大正5年創業の老舗旅館だったんですって。
生駒新地エリアで生まれ育ったオーナーが、「かつての寳山寺界隈の賑わいを取り戻したい」という想いで、旅館をリノベーションし、平成27年にオープン。飲食・宿・レンタルスペースを兼ねた、オシャレな施設に様変わりしました。
こちらのお蕎麦は、“挽きたて・打ちたて・茹でたて”がいただけます。

看板メニューの「巾着六根蕎麦」(1,320円)をオーダー。トッピングの季節のお野菜がおいしそう!
お出汁もお蕎麦も風味よく、少し強めの蕎麦のコシがたまりません。お蕎麦は石臼で挽いた、自家製粉の十割蕎麦。使用する蕎麦の産地は、日によって変えるこだわりぶりです。

「六根亭」のように、生駒新地エリアでは、当時の雰囲気を残したままリノベーションされた店舗が徐々に増えてきています。どの店舗も個性派揃いなのに加えて、店が醸し出すノスタルジックでレトロな光景に魅了され、訪れる人も多いのだとか。
町並み散策と合わせて、お店巡りも楽しみましょう!

「六根亭」からさらに石段を150段ほど登ると、ようやく寳山寺の大鳥居に到着! この大鳥居は高さ8.75m。石造りの鳥居としては日本最大なんですって。元は生駒駅前にあったのが、昭和57年の駅前開発にともなって、この場所に移設されました。
列をなす石灯籠と木漏れ日が、美しい風景を描き、歩き疲れた身体とココロをそっと癒してくれますよ。
古くからたくさんの人に親しまれてきた、寳山寺参詣道。
新緑やそよ風、そして美しい眺めを堪能しながら、楽しいプチハイクへ、
さぁ出かけましょう!

おすすめコース

おすすめコース

Start

近鉄「生駒駅」

徒歩 約7分(石段の入り口まで)

「寳山寺参詣道」

生駒駅前から寳山寺へと続く約1.5kmの道で、途中から始まる石段は「生駒市屈指の写真映えスポット」として知られます。歴史を感じる石段と、振り返ると若草山まで見える景色にココロが癒されます。

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石段を600段ほど登った先に広がる寳山寺の門前町、「生駒新地」エリアでは、新旧が融合したような不思議な町並みと、個性豊かなお店巡りを楽しんで。

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↓下

徒歩 約25分

「蕎麦食処 六根亭」

〔蕎麦ランチセットの一例〕
繊細な盛り付けが美しい季節の一品料理(写真)と、蕎麦の実のおにぎり、香の物付き

大正時代の老舗旅館をリノベした、趣たっぷりのオシャレなお蕎麦屋さん。日本各地から選りすぐった蕎麦を用い、新鮮かつ薫り高い十割蕎麦がいただけます。
追加で頼める「蕎麦ランチセット」(+440円)や、蕎麦の実や蕎麦粉を使った「スイーツセット」(+385円)も人気です。

窓から見える生駒の街を眺めながら、話も弾みます。

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 徒歩 約3分

「chiel(シエル)アクセサリー材料専門店」

窓辺に掛けられたサンキャッチャーが、春の日差しを受けてきらめく。真ん中にいるのは看板猫の棗(なつめ)ちゃん

扉を開けると目に飛び込んでくるのは、手製の家具や什器に整然と並ぶ、細かな鋳造のアクセサリーパーツ。その数はなんと3000以上! 生駒新地エリアで生まれ育った店主の森本さんは「幼少時に見た芸妓さんの着物の模様や宝飾など、いろんな思い出をより集めて、物語を紡ぐようにパーツを生み出している」と語ります。

 
好きなパーツを選んで自分だけのアクセサリーを仕立てられるほか、オリジナルのアクセサリーの購入も可能です。

お店の佇まいも必見。アールがかかった高い天井、観音開きの扉、窓の押上げ金具、すりガラスやダイヤガラスなど…。建物は疑洋風建築の「元検番(芸妓の紹介所)」で、元の雰囲気はそのままにリノベーションしたのだそう。
まるで時が止まったような店内に、魅了されること間違いなしです。

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徒歩 約10分

「生駒山 寳山寺(生駒聖天)」

写真中央の建物が「拝殿」。右側の建物は「本堂」で、不動明王を祀る

荒々しい岩山を背に、個性的なお堂が立ち並ぶ寳山寺。お寺なのに神社の鳥居があったり、鬼の伝説が残されていたりと、ちょっぴり摩訶不思議で神秘的なスポットです。
まずは拝殿(写真中央)で、鎮守神の聖天(大聖歓喜天)さまにお参りをしましょう。聖天さまは財福をもたらすヒンドゥー教の神・ガネーシャが起源。商売やお金、子ども(安産)など、人が生きる中で欲するものを、すべて叶えてくれる“現世利益”の神として、今も絶大な信仰を集めているんですって。寳山寺には聖天以外にも20以上の神仏が祭祀されており、見どころはたくさん。恋愛の神さまもいるので、ぜひお参りを♡

\2つの大根がギュ~ってハグしてる!/

境内には聖天さまの好物の大根や、商売繁盛を表す巾着袋のモチーフがあちこちに隠れています。それらを探すのも参拝の楽しみです。

→スポットの詳細DATAはコチラ

徒歩約10分

Goal

生駒ケーブル「寳山寺駅」

帰りは今年開業105周年を迎えた生駒ケーブルカーで一気に下山。
約6分で、麓の「鳥居前駅」に到着です。

 

<寳山寺参詣道 DATA>

住所 生駒市山崎新町10-21(石段の入り口/参詣本道石碑)
アクセス 近鉄生駒駅から徒歩7分

<生駒新地 DATA>

住所 生駒市門前町(生駒新地エリア内の「聖天通り」)
アクセス 近鉄生駒駅から徒歩 30 分、または近鉄生駒駅から近鉄生駒ケーブル鳥居前駅乗り換え、ケーブル寳山寺駅下車、徒歩すぐ

<蕎麦食処 六根亭(門前おかげ楼 内) DATA>

TEL 0743-25-4083
住所 生駒市門前町 16-3
営業時間 11:00~16:00(L.O.15:00)、18:00~・19:00~ ※夜は完全予約制(前日午前中までに要予約)
アクセス 近鉄生駒駅から徒歩 30 分、または近鉄生駒駅から近鉄生駒ケーブル鳥居前駅乗り換え、ケーブル寳山寺駅下車、徒歩 4 分
定休日 月曜(但し 1・16 日と祝日の場合は営業)

<chiel(シエル)アクセサリー材料専門店 DATA>

TEL 0743-25-3888
住所 生駒市門前町 10-9
営業時間 13:00~16:00
アクセス 近鉄生駒駅から徒歩 30 分、または近鉄生駒駅から近鉄生駒ケーブル鳥居前駅乗り換え、ケーブル寳山寺駅下車、徒歩すぐ
定休日 不定休(ホームページよりご確認ください)

<生駒山 寳山寺(生駒聖天) DATA>

TEL 0743-73-2006
住所 生駒市門前町 1-1
拝観時間 境内自由
アクセス 近鉄生駒駅から徒歩 40 分、または近鉄生駒駅から近鉄生駒ケーブル鳥居前駅乗り換え、ケーブル寳山寺駅下車、徒歩約 10 分

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