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勝手に奈良検定

第17回 勝手に奈良検定

問題1

室町時代の文献に記されている「奈良八景」の1つ、写真に見られる場所は何と呼ばれている景色でしょう。

第17回 勝手に奈良検定

正解

正解は「轟(とどろき)橋の旅人」。

「奈良八景」は『東大寺の鐘』・『猿沢池の月』・『春日野の鹿』・『南円堂(興福寺)の藤』・『三笠山の雪』・『佐保川の蛍』・『雲井坂の雨』・『轟橋の旅人』の8つとされています。このうち雲井坂は今の国道369号押上町あたりの坂で、付近には轟橋が架かっていました。奈良県庁の東側の道路沿いには轟橋の石碑があり、歩道には往時をしのばせる橋の板石3枚が残されています。

問題2

東大寺勧進所に安置されている仏像は、何という名前の仏像でしょう。

正解

正解は「僧形八幡神坐像(そうぎょうはちまんしんざぞう)」。

もとは東大寺の鎮守八幡宮(現在の手向山八幡神社)にまつられていましたが、明治の廃仏毀釈のとき東大寺勧進所に移されました。同宮は1180年の平氏の焼き討ちによって消失した際、重源(ちょうげん)上人によって再建され、八幡大菩薩の姿を写した像が造られました。ヒノキ製の寄木造で、内部は頭部にいたるまで漆で麻布が貼られ、快慶ら造立に携わった小仏師28人をはじめ、多くの結縁者の名が書かれています。表面の彩色や持ち物、光背、台座に至るまで当初のものです。毎年10月5日に開扉されます。

問題3

山頂に立つ万葉歌碑が国内で最高所である山は何という名前の山でしょう。

正解

正解は「高見山」。

三重県との県境、東吉野村の東端の台高山脈北側に位置するピラミッドのような端正な姿の山で、万葉の昔から峠越えの道は街道として利用され、去来見山(いだみのやま)とよばれていました。『万葉集』巻1、石上麻呂の「吾妹子をいざみの山を高みかも大和の見えぬ国遠みかも」のいざみの山とされています。江戸時代には紀州和歌山と伊勢山田を結ぶ高見越伊勢街道として利用されました。高見山の山頂には高角神社があり、古くから水の恵みの神、吉野の清流を生む霊山として崇拝され、また首から上の病気に霊験があるとして旧7月15日は「高見山参り」の風習があります。

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