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勝手に奈良検定キッズ

第24回 勝手に奈良検定キッズ

問題1

小説家の志賀直哉(しがなおや)が奈良で書いた小説のタイトルは次のうちどれかな?

1.『城(き)の崎(さき)にて』
2.『暗夜行路(あんやこうろ)』
3.『或(あ)る朝』
4.『小僧(こぞう)の神様』

正解

正解は、2の『暗夜行路』。

志賀直哉は明治から昭和にかけて活躍した日本の小説家だよ。『暗夜行路』『和解(わかい)』『城の崎にて』などが代表作品で、そのなかでも直哉が書いたたった1つの長編小説が『暗夜行路』なんだ。直哉自身の伝記小説みたいなお話で、主人公は自分の生まれや結婚相手のことで苦しんだりするよ。東京、京都、千葉と一生のなかでいろいろな場所に移り住んだ直哉だけど、奈良に移り住んだのは大正14年(1925年)の42歳のとき。その何年かあとに自分で設計して建てた奈良市高畑町の家に移り住んだんだ。その家はいまも残っていて「志賀直哉旧居(きゅうきょ)」と呼ばれているよ。直哉はこの家で『暗夜行路』を書いたんだ。高畑は静かな場所だから、小説を書くのもはかどっただろうね。当時の志賀直哉旧居には直哉をしたって小説家をはじめとする奈良の文化人たちが集まっていて、高畑サロンと呼ばれたんだって。

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