春日若宮おん祭
春日若宮おん祭(2021年)
蘭陵王/お旅所にて、2021年12月17日(金)/春日大社提供 |
東遊(あずま)あそび/お旅所にて、2021年12月17日(金)/春日大社提供 |
春日若宮おん祭 スケジュール
保延2(1136)年、関白の藤原忠通が五穀豊穣を祈って始めたというおん祭。17日未明の若宮神の遷幸(せんこう)や日中の芸能集団らのお渡り式、還幸(かんこう)まで行われる神事芸能は必見。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
※2021年の春日若宮おん祭はコロナ禍の影響で、スケジュールが通年とは異なる。また17日の遷幸の儀から還幸の儀に至る各神事の斎行に際して、本社や参道及び御旅所周辺での拝観、御旅所境内への参入はご遠慮ください。
日にち | 時間 | 事項 | 内容詳細 |
---|---|---|---|
2021年12月15日(水) | 16:30 | 御湯立 (みゆたて) |
大宿所にて。大和士のため御湯立が行われる。 |
17:00 | 大宿所祭 (おおしゅくしょさい) |
大宿所にて。おん祭の無事の執行を祈願する。 ※大宿所境内への参入や入口周辺での拝観はご遠慮ください。 |
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2021年12月16日(木) | 14:00頃 | 大和士宵宮詣 (やまとざむらいよいみやもうで) |
若宮にて。大和士と流鏑馬児(やぶさめのちご)とが神事参勤の無事を祈り、若宮社前へ御幣(ごへい)を奉納し、拝礼を行う。 |
16:00 | 宵宮祭 (よいみやさい) |
若宮にて。遷幸の儀(せんこうのぎ)に先立ち、若宮神前に“御戸開の神饌”(みとびらきのしんせん)を奉り、祭典の無事執行を祈る行事。宵宮祭ののち、若宮本殿は白の御幌(みとばり)で覆われる。 ※若宮周辺での拝観はご遠慮ください。 |
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2021年12月17日(金) | 0:00 | 遷幸の儀 (せんこうのぎ) |
若宮神を本殿よりお旅所の行宮(あんぐう)へお遷しする行事。遷幸にあたってはわずかな明かりや写真撮影も厳禁。参道が松明の火によって浄められ、お旅所まで点々と続く火の粉のみが道を示す漆黒の闇のなか、榊の枝で十重二十重に囲まれた若宮神が遷幸する。古式にのっとった厳粛な儀式。 |
1:00 | 暁祭 (あかつきさい) |
お旅所にて。お旅所に到着した若宮神に朝の御饌を供え神楽(かぐら)を奉納する儀式。行宮の前には神を迎えた事を表す植松(うえまつ)を立て、神前に海川山野の品々が献じられる。旧祢宜(ねぎ)の大宮家より古式による「素合の御供」(すごのごく)が奉られ、宮司の祝詞(のりと)に続き社伝神楽が奉納される。 | |
9:00 | 本殿祭・留守事 (ほんでんさい・るすごと) |
春日大社本社若宮にて。若宮おん祭の無事の斎行を祈る。 | |
12:00~ | お渡り式 (おわたりしき) |
行宮へ遷られた若宮神のもとへ、芸能集団や祭礼に加わる人々が行列をなして社参するもの。なかでも平安時代から江戸時代に至る華やかな伝統行列は見もので、色鮮やかな衣装が楽しめる。お渡り式は行列の編成を約50名、馬9頭に縮小して一之鳥居から御旅所の間で執行。 ※春日若宮おん祭特別桟敷席の設置はなし。 |
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13:00~ | お旅所祭 (おたびしょさい) |
お旅所にて。お旅所の正面には、若宮の行宮が設けられ、その前方に芸能奉納が行われる芝舞台がある。奏楽のなか染御供(そめごく)を捧げるなどの神事が行われ、引き続き神楽・東遊(あずまあそび)・細男・舞楽などが奉納される。 ※祭典中に宮司、日使(ひのつかい)により、常の御旅所祭祝詞に加え、新型コロナウイルス感染症の早期収束を祈念する悪疫退散祈願詞を奏上。 ※2021年はインターネットによるお旅所祭のライブ動画を配信予定。 |
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21:30 | 還幸の儀 (かんこうのぎ) |
若宮神を18日午前0時前までにお旅所より若宮神社へお還しする行事。遷幸の儀と同じく大松明が道を清める。若宮神社で待ち受ける神人らによる待太鼓が鳴り響くなか、若宮神は本殿に鎮まる。その後、神楽殿で社伝神楽が奏せられる。 |
おん祭問い合わせ
春日若宮おん祭保存会事務局
0742-22-7788
アクセス
- お旅所
お旅所へは、JR・近鉄奈良駅から市内循環バス春日大社表参道下車徒歩すぐ - 春日大社(若宮)
JR・近鉄奈良駅から市内循環バス春日大社表参道下車徒歩約10分
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