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高取町

掲載日:2007年3月1日

奈良盆地の最南端、ゆるやかな坂が次第に吉野山中に入ってゆくところに高取町は位置する。人口8千人弱。江戸時代の230年余、植村藩2万7千石の城下町として栄えた。近くに白鳳時代以来、1300年の信仰をつないできた壷阪寺が壮麗な伽藍(がらん)を誇り、西国三十三ヶ所霊場の六番札所として今も参詣の人が絶えない。また植村藩が奨励した薬の生産と販売は大和配置薬として全国に知られ、町の主要産業として定着している。江戸時代の繁華な城下町の面影を色濃く残しながらも静かな雰囲気につつまれた町並みを訪ねた。


高取城跡


土佐の街なみ


夢創舘


くすり資料館


壷阪寺(南法華寺)


子嶋寺


束明神古墳・市尾墓山古墳

  

南都銀行高取支店のオススメ!

日本一の山城、高取城をいただく薬の町

南都銀行高取支店のオススメは、日本一の山城・高取城跡と薬の町・高取の歴史と文化です。

高取城は、中世から幕末まで600年の歴史を持つ壮大なスケールを誇った山城。「たつみ高取 雪かと見れば 雪でござらぬ 土佐の城」と歌われたほど、白亜の天守や櫓(やぐら)などが林立していました。城は標高583.9mの高取山山頂に築かれ、ふもとの黒門まで幾重にも連なる石垣はまさに要塞そのもの。近世の山城としては異例の高さと規模を誇ります。城内から天主までの距離は約3km、城外にある黒門から天主までの石垣の総延長はなんと約30km、いかに規模が大きかったかがわかります。

藩主の植村家は、徳川幕府の重臣。幕末に天誅組が城を攻めてきたとき、家宝として受け継がれた大砲(大坂冬の陣で城方を攻略したもの)で大軍を擁(よう)した相手を打ち負かしたことで有名です。司馬遼太郎の小説『おお、大砲』に活写されていますから、当時のようすが手にとるようにわかります。歴史好きの方には一読してみてください。

浄瑠璃『壷坂霊験記』で有名な壷阪寺(南法華寺)は、西国三十三カ所第六番札所として多くの参拝客が訪れる名刹です。平成15年に迎えた開創千三百年に合わせた記念事業として、平成新伽藍の整備とともにバリアフリー化を進めており、高齢者・身障者の方も参拝しやすくなっています。

そしてもう一つ、忘れてならないのが「くすりの町」としての高取の歴史と文化。飛鳥時代の薬草狩りも伝えられる高取は、今も高取山とその周辺に豊かな自然を残す薬草の宝庫です。中国からのくすりの調合技術を取り入れて寺院でつくられたくすりは、家庭でも受け継がれ、これが大和売薬のもとになりました。薬を先に置かせてもらい、つかった分だけ代金をもらう「置き薬制度」は好評で、「大和の薬売り」として各地で親しまれました。

現在でも製薬産業は奈良県の重要な産業の一つであり、60にものぼる事業所が町内にあることからも、高取が伝統的な薬業の地であることがわかります。高取を訪れたなら、「土佐の街なみ」を注意して歩いてみてください。石畳に、薬草の種類がわかるイラストと薬効とが焼きこまれたタイルがはめ込まれていますので、散策しながら薬草についての知識も深められます。山頂の高取城へは、高取支店から「土佐の街なみ」を抜けて、歩いて1時間30分ほどの距離なので、格好のハイキングコースになります。壷阪寺や子嶋寺などの古寺めぐりとあわせ、春の桜や新緑、秋の紅葉のシーズンに、訪ねてみてはいかがでしょうか。高取城をシンボルとして、薬業がささえた城下町、高取にぜひおいでください。

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