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帯解・清澄の里

掲載日:2008年2月1日

JR桜井線の帯解(おびとけ)駅のあたりから、東の山中へと広がる一帯は「清澄(きよすみ)の里」とよばれる。眼下には奈良盆地を見渡し鳥の声わたる静かな里山に、菩提仙川(ぼだいせんがわ)のさわさわとした流れが音を立て、のどかな時が過ぎてゆく。古刹たたずむ帯解・清澄の里を歩いた―。


帯解寺


正暦寺


円照寺


弘仁寺


清澄の里

 

帯解(おびとけ)支店のオススメ!

古寺を訪ね、自然に親しむ里山歩き

obitoke_side国道169号沿い、「帯解・清澄の里」の北西の端にあたるところに、南都銀行帯解支店はあります。帯解支店の最初のオススメは帯解寺。子安地蔵をまつり、子授け、安産にご利益があるといわれる帯解寺は、古くから皇室とも関わりが深く、皇室のご懐妊の折には岩田帯(腹帯)やお守りが献納されることでも知られています。とくに戌(いぬ)の日は、安産祈願や帯、戌のお守りを求める人で賑わいます。また7月に2日間行われる子安地蔵会(こやすじぞうえ)は、帯解駅から寺まで夜店が立ち、夕暮れ時には「岩田帯練り供養」の行列も出る楽しいお祭りです。毎年3月には秘仏の特別開扉もありますので、奈良から少し、足を延ばされてみてはいかがでしょう。次にオススメするのは、帯解支店から東の山中へ4kmほど行ったところにある菩提山正暦寺(ぼだいせんしょうりゃくじ)です。周りを山に囲まれ、春夏秋冬美しいたたずまいを見せる正暦寺ですが、やはりなんといっても11月がオススメ。3000本ものもみじに彩られた境内は、まさに「錦の里」の名にふさわしい景色です。また正暦寺は知る人ぞ知る清酒発祥の地でもあります。室町時代、生米を使った「菩提もと」とよばれる醸造法がここで考案され、近年約500年ぶりに、地元酒蔵の有志によりその味が復活しています。お酒好きの方には、ぜひ一度味わっていただきたい旨い酒です。

最後にオススメするのは、「帯解・清澄の里」に点在する古刹をめぐりつつ、のんびりと里山の自然を楽しむ「歴史と癒しの道ウォーク」。奈良奥山ハイキングコースでもあるこの道は、門跡寺院の円照寺を起点に、正暦寺や菩提仙川沿いの石仏、弘仁寺を巡るおよそ7kmのコース。急なアップダウンもほとんどなく、約3時間で周ることができる一般向けのコースです。正暦寺からは菩提仙川沿いに下るため、せせらぎの音が常に心地よく、静かな里山歩きにいっそうの癒しをプラスしてくれます。道沿いの時計台や火の見櫓(やぐら)もちょっとしたアクセント。レトロな気分も味わえます。何気ない山里の景色や、小さな石仏たち…。車で通り過ぎたら気がつかない、小さな発見がいっぱいの散策コースです。

奈良の中心からほんの少し南、「帯解・清澄の里」には、ほっとできる空間がたくさんあります。四季折々の里の自然と、古刹に宿る歴史の重みを体験しにいらしてください。

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