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掖上・吉野口

掲載日:2010年5月1日


光雲禅寺


水平社博物館


三光丸クスリ資料館


阿吽寺・巨勢寺塔跡


安楽寺


市尾宮塚古墳


水泥北古墳・水泥南古墳

  

南都銀行掖上・吉野口支店のおすすめ

万葉に詠われた「つらつら椿」の巨勢(こせ)を歩く

飛鳥から高取を通り、御所(ごせ)や吉野、和歌山に続く「巨勢の道」。南都銀行掖上(わきがみ)支店と吉野口支店は、この万葉集にも詠まれた古道・巨勢の道沿いにあります。掖上支店はJR和歌山線掖上駅のすぐ北、吉野口支店は近鉄吉野線葛駅の西側、国道309号沿いに位置しています。


最初のオススメは、高取町にある黄檗(おうばく)宗の光雲禅寺です。南北朝時代にこの地域を治めていた豪族・越智(おち)氏の菩堤寺で、はじめは「興雲寺」といいました。鐘楼門や本堂は禅宗の建築様式をよく残し、白壁と柱との対比が美しい本堂はぜひ見ておきたいところです。緑に囲まれた境内には越智氏の墓所があり、苔むした石塔が長い歴史を物語っています。

次のオススメは、御所市にある水平社博物館です。博物館の建つ御所市柏原は、平和と人権の確立をめざす部落解放運動発祥の地。1922年に日本最初の人権宣言といわれる「水平社宣言」をもって創立された全国水平社は、西光万吉(さいこうまんきち)、阪本清一郎ら、この地出身の若者が中心メンバーとなって立ち上げました。水平社博物館ではその運動の起こりから広がりまでを、貴重な資料やパネル展示、ビデオで紹介しています。人権情報発信基地としての役割も果たす水平社博物館。人権問題を身近に考えるきっかけとしてぜひ訪れたい場所です。

3番目は御所市の三光丸クスリ資料館です。大和は富山と並ぶ日本の売薬の中心地です。江戸時代中頃には現在の高取町や御所市を中心に薬の製造や販売が始められ、以後、主要産業として栄えてきました。資料館には製薬に関わる道具や大和売薬の歴史を語る古文書、昔の薬包紙やパッケージなど、たくさんの貴重な資料が展示されています。なんといっても原料となる薬草や製薬に関わる道具を実際に触って体験できるのが魅力。原料のにおいを嗅いだり、道具を動かしたり薬を紙に包んだりもできます。薬について楽しみながら学べる大人気の資料館です。

4番目は御所市の阿吽寺(あうんじ)です。平安時代、巨勢川が氾濫したときに人々を救ったという阿吽法師をあがめ、古代豪族・巨勢氏が創建した巨勢寺の一坊として建てられたといいます。「巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲(しの)はな巨勢の春野を」(巻1-54)の万葉歌で知られる巨勢山の椿。春にはふっくらとした椿の花が、小さな本堂を囲むように咲き誇ります。車の往来の激しい国道沿いにありながら境内はとても静かで、万葉の時代の巨勢路を偲ぶのに最適な場所です。やや北には、本寺であった巨勢寺の礎石などが残されています。

最後のオススメは御所市の安楽寺です。稲宿(いないど)の集落のはずれにある現在の本堂から、北西のやや離れた山裾には、御所市唯一の塔(重文)が残っています。この塔婆は三重塔の初層だけが残っているもので、上には宝形の屋根をあげています。建築様式から鎌倉時代頃に建てられたと推定されますが、はっきりとした年代はわかっていません。大通りから塔へ向かう集落の中の細くくねった道は、古民家も残る情緒ある道で、散策にオススメです。

巨勢の道には、古墳時代から現代まで、時代を超えた見どころがたくさん点在しています。新緑の古街道をぜひ歩いてみてはいかがですか。

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